jirunessi’s diary

自作フリーゲームに関する記事を、不定期に書いていきます

ミスクリが影響を受けたフリーゲームを5作品紹介

ミスチックリーチャーを公開してからそろそろ一ヶ月が経とうとしてますが、ふりーむ!でのレビューは相変わらず一件のみでした・・・RPGアツマール版に来るフィードバックの殆どはバグ報告ですし…何で一人しかレビューしてくれないんだ!と、思っていたのですが、そういえば自分も遊んでおきながらレビューしそびれていたフリーゲームがあるじゃないか!と、それなのにレビューしていない自分を棚に上げてレビューくれよと乞食していたのは間違いでは無いか!とも思いました。

f:id:jirunessi:20200528202458p:plain

そこで!今回は今までにプレイしてきたフリーゲーム筆者の独断と偏見を交えて紹介しつつ、この作品が「ミスチックリーチャー」へどのような影響を受けたかを語っていきます。

 

 

Hero_and_Daughter

www.freem.ne.jp

 恐らく初めてどハマりしてかつ、最もやり込んだフリーゲームかもしれません。仲間にできるのは全員女性でその数なんと、37人!コンプリートするのはもちろん楽しいですし、異界カジノチャレンジタワーといったやりこみ要素があるから一ヶ月は遊べる程のボリュームがあると言えるでしょう!主人公のラルフがレベル1固定なので必然的に女の子と共に冒険する事になります。しかし、ラルフはレベル1で固定された代わりにステータスの上限が無くなった為、全ステータスをカンストの9999まで成長させる事が出来てしまいます!更に女の子たちの専用技をそれぞれ一つずつ覚えてしまうので、最終的にはレベル1なのにレベル999の女の子より強いという矛盾してるかのような状況が出来ます…コレは他のゲームに無い醍醐味ですね。帰還イベント好感度会話によるキャラの掘り下げがあってより愛着が湧きます。

 ただ…勇者ラルフに対するレベル1ネタがくどすぎた(加入してくる殆ど娘の初期レベルは5だから人の事いえないだろ!)のと賢者サモナーの扱いが不遇(特に小説版)だったかな?と思ってしまいました。

 しかし、今まで遊んできたフリーゲームの中では紛う事なき神ゲーです!前のパソコンが壊れてセーブデータが吹き飛んだのがとても惜しい…この際Steamで配信されてる有料版を買って一からやり直すのもアリでしょうか?機会があったら挑戦してみたいものです。

個人的にお気に入りだったのは

  1. ビジュアル面、ハイテック(ファンタジーな世界観に似つかわしくないガラケーと服装なのに、あのダークネスな瞳と、たわわな上半身に惹かれてしまった…)
  2. バトル面、プリズン(Mな金髪の娘…口調とかも含めてダク○スを先取りしていた⁉︎他の娘だと即死してしまうロケットランチャーすら耐えてしまう防御力も似ている…)
  3. キャラクター面、アピル(珍しく猥談に興味津々でサモナーにも偏見を抱いていないのが他の娘と違ってて印象深かったな〜)
  4. 総合、リヴ(スラム街出身のロリッ娘…序盤で召喚してから盗むでアイテムを集めまくってたら…まるで彼女に心を盗まれたかのように人一倍愛着が湧いてしまいました)

以上の四名でした。この方は他にも「月光妖怪」「囚人」「シーピラート」といった様々なジャンルのゲームを制作されているので是非一度目を通して見てください。そして気付いたらいつの間にか全作品をプレイしているかも…筆者みたいに

 このゲームの影響を受けて、キャラの個性を大事にしたいと実感して、ほぼ全てのミスクリに専用技を追加しようと、最初からほぼ全てのミスクリを仲間にできるようにしました!それと好きな順に攻略できるダンジョンの配置や「異界」というやり込み要素を勝ち抜きサバイバルとして取り入れたり…色々とパロディさせて頂きました。

三つ子の赤ずきん

www.freem.ne.jp

 まさかあの童話からこんな物語が生まれようとは…赤ずきんで三つ子って話が成り立つのか?と思ってプレイしてみたら…あ〜子供向けのゲームなんだな〜と戦闘の難易度や話の展開から思ってました…が!途中から不穏な空気が流れてきて、三つ子の兄弟喧嘩、狼と人間の対立、狩人組合の裏事情と、シリアスな展開に入ってきてこのゲームへの想いが変わりました。これはアナタの知ってる赤ずきんじゃない!徐々に戦闘の難易度も厳しくなってくるのですが、そこで三つ子の赤ずきんマルム、アルム、ピルム役割決めが肝となってきます!負けてしまった時はすぐに再戦せずに今度は誰を攻撃役、魔法役、支援役にするのか…残りの一人は誰にするべきなのか…を考えてるのが一番楽しかったかもしれませんね。

 役割がいつでも変えられるのなら秘伝書の技(うんまかせパンチやかっこいいポーズ等)も覚え直しができたら尚良かったな…となかなか勝てなかった時に感じました。

 他にもイベントを進めるかどうかを任意のタイミングで選べるのと、先にバッドエンドになっても分岐地点まで戻れてかつ、換金アイテムが手に入って次のエンド回収がやりやすくなる仕様が嬉しい点でした。そして冒険の途中に集めた素材をプレゼントに加工して仲間に渡す事で好感度を上げると聞ける会話が…見てて癒されます。男女比が揃ってるゲームは同性、異性同士の絡みを見れるのが素晴らしいですね。ノベルゲームとしても高評価ですよこのゲーム!

印象深かった登場人物は

マルム(最初はドジっ娘かな?と思っていたけどいざという時はみんなを引っ張ってくれる…逆境に強い所が好きでした)と

ウェーナー(終始三つ子たちの良き保護者だったな〜と、戦闘面でも支援が強力で殆ど加えてた位には気に入ってしまいました。自分もこんな兄が欲しかった…)

でした。

 他のキャラも十分に魅力的なので皆さんも絵本を読むような感覚でプレイされてみてください。イージーモードでも遊べるのでゲームは苦手だけどストーリーは楽しみたい…という方でも楽しめますよ!

 この役割決めシステムを自分の作品にも取り入れてみたいと思い、あらゆる型へ開進可能なミスクリ「エボルー」という形で再現してみました!といっても一度開進してしまうと変更ができなくなってしまいますが・・・プレイスタイルに合わせた役割になれるようなキャラに仕上げました。ミスクリをプレイされた貴方は「セメルー」「マモルー」「カケルー」「ナオルー」どの姿へ開進させましたか?他にも役割を自由に変えられるというシステムを装備すれば違った技が使えるバングルという形に押し込んで取り入れてみました。ヒーラーバングルやブロッカバングルが特にその影響をもろに受けてますね。茶川あくたさんが製作中の新作フリーゲームの完成がとても待ち遠しいです…

 

アウラルと光の竜~魔王病と古の秘宝~

www.freem.ne.jp

 病の少女を助ける為、光の竜御一行は戦う!サムネのモンスターっ娘に釣られて遊んでみましたが…釣られて正解でした!まず自由度が高く、最初から八人のメンバーを選ぶ事が出来るのです。そこからダンジョンに潜ってスキルを覚えるためのポイントを稼いだり、回復薬の素材を集めたり、ステータスの運によって中身が変わる宝箱を漁ったり…やる事が多くて最初はこんがらがるかもしれませんが、一度ハマったらもう病みつきになる事間違いなし!ストーリーが進むにつれてモンスターっ娘の性格が明かされていくのも相まって楽しく冒険する事ができました。

お気に入りはキノコの傘が愛らしいシェニ(マイコニド)でした。

 状態異常がものをいうこのゲームでは彼女のデバフがかなり役立ちます。エンディング後のExダンジョンでも活躍してくれました。

 それと、ダンジョンのボスと戦う際にアウラル達がダンジョンのボス労うシーンがあって、それでボスにも戦うのにちゃんとした理由がある事が明らかになって…やっぱり主人公がモンスターだからこそこんな会話できるんだな〜と痛感させられました。

 他のボスもだいたいそんな感じで根っからの悪人は居ないのですが、魔王は絶対悪でしたね…どうにか魔王とも和解できる展開にならないかな?と思っていたら、まぁ少女エリスに重い病をもたらしたのだから当然の仕打ちではあるんでしょうけど…それとこの物語は時系列的に続編となっているので最初は物語を理解するのに時間がかかるかもしれません。そして、ただ今その前作の物語を主軸としたゲームが制作中とのことなので、皆さんもこのあうひか2を遊んで製作者を応援してくださいませ!個人的にグレンがどう活躍するのか楽しみだな〜

 それと、このゲームの影響を受けて、ミスクリには根っから悪な奴は出さないようにと思い、マテイノウが村を襲った理由に訳が合ったり、レゼトが復讐しようと至った経緯を掘り下げて、最終的に仲間となって共生の道を選べるような選択肢を用意しました。他にも戦闘中に並び替えができる仕様を取り入れたり、会話シーンからイベント構成や台詞の言い回しなどを参考にしたり、アウラル達のビジュアルから着想を得たミスクリが何体か居たります…(この事は後々、みみすけさんから直々に公認されました!)↓このツイートのリプ欄から確認できます

https://twitter.com/myscrenessi/status/1304658408281264128?s=21

自分もこんな可愛い絵を描けるように努力していかなくては!

 

Girls Carnival! 2

www.freem.ne.jp

 この方のRPGとにかく戦略の幅が広いパッシブスキル装備品仲間の数に至るまでとにかく多い!前作の「Girls Carnival!」「兄妹と愉快な仲間たち」の時点でかなり多かったのに更に増えてもうビックリ!終盤では前作のキャラが登場するというファンサービス等、プレイヤーを喜ばせる粋な演出がチラホラ見受けられました。シナリオもかなり練り込まれていて、ネットスラング百合ネタもあるので人は選ぶかもしれませんが…筆者は終始笑わされっ放しでした。そしてボスが強いのなんのって、初見で斃すのはかなり厳しいといえるでしょう。しかし、それが本作の醍醐味でもありまして、仲間を入れ替えたり、装備を整えたり、スキルポイントを振り直したりして何度も戦っていく内にキャラの得手不得手や敵の行動パターンが分かってきて、何回も戦っている内に勝利へと着実に近づいていけます。敗北してもすぐリトライできるのが良心設計ですね。

 しかし、道中に戦うボスがまだ優しいと思えるほどに楽屋裏より後のボスが強すぎて未だに斃せてません…なんせ先ほども述べたとおり、装備に仲間にスキルの種類があまりにも多すぎて最適解が見つからないのです。まぁそれが本作の魅力ではあるのですが…負ける度に相手が弱体化するとか最適解な斃し方のヒントがホームページに書いてあるなど何らかの救済措置が欲しかったですかね…それと、本作では敵モンスターを倒して仲間にするのですが、仲間になる際に女体化するのです。たまに元のモンスター要素どこいった?って娘(前作のスラリン、レム等)が居たりするのと(単体で見たらとても可愛いんだけども!)モブキャラや敵キャラのグラフィックに統一性が無いのが少し気になりましたかね?

新作の「Little Carnival」では絵柄が統一されてきたのであまり気にならなくなりました。それと戦闘がサイドビューになったのと、ATBゲージを用いたスタイルになったので戦略の幅がより広がって見栄えも派手になりました。シナリオも過激さが少なめになってるような気がしたので万人受けに近付いたかもしれませんね。暇潰しとスリル、笑いを求めてる方には是非4作品ともプレイしてみてください!全部やり込んだら一ヶ月はかかるかも…

 このゲームに登場するスキルを参考に、ミスクリで単系統限定技として「〇〇エンハンス」を実装してみました!次回作ではこの作品みたいにパッシブスキルも実装してみたいものです。

 

Pharmacy

game.nicovideo.jp

 RPGアツマールで初めて遊んだ作品がこの「Pharmacy(ファーマシー)」でした。じっくりやり込めるRPGをやりたいと思ってこの作品を見つけたのですが、もっと評価されても良いと思います!主人公の薬師メルトが仲間を集めて魔王を斃す物語なのですが、アイテムを調合するシステムがとても凝ってらして、各地のダンジョンへ赴いて素材を集めて調合した薬で戦闘を有利に進めたり・・・がとても楽しく出来ました。なかなか進めなくても日数が経つにつれて村人から強敵や薬のレシピに関する情報が貰えるので詰む事は無いと思います。冒険を進めていくと薬を村人へ渡す任意のイベントが生じるのですが、まさかあの時の情けがピンチの局面で返ってくるとは…親切する行為の大切さを教わりました。

 強いて言うなら…パーティが最大三人で主人公のメルトが外せないのと、仲間の一人であるリィンの顔グラがデフォルトで笑顔なので真エンディングのあの場面での緊張感が出なかったな…というのが心残りでした。(ミスクリも表情差分が無いので人の事言えませんけどね…)

 この作品がRPGアツマールにハマるきっかけとなったのでとても思い入れがあります。もう公開してから4年ほど経っているのにプレイ数が少ないような気がします。こんなに奥深いゲームが広まっていないだなんて実にもったいない!どうか皆さん、Pharmacyを遊んでみてください!

 このゲームでは戦闘中に敵の情報を閲覧する事が出来るので初見でも勝ち筋が見えてきます。この仕様は是非とも取り入れたい!と思い、ミスクリでも戦闘中にミスクリ図鑑シラベルーペを使う事で敵の情報を調べられるようにしました!

 これからのミスチックリーチャー

 と、今までに遊んできたフリーゲームをいくつか紹介してきました。今思えば、ミスクリを作りたいと思った背景には色んな方が制作したフリーゲームを遊んでみて、自分もこんな面白いゲームを作って見たいと思い立ったのが始まりでした…しかし、こうして他の方のフリーゲームを見るとミスクリのシナリオの薄っぺらさたるや…キャラの掘り下げもあまり出来てなかったですね・・・しかし!

プレイアブルキャラの多さならミスクリはどのフリーゲームにも負けてない自信があります!

(もし181体以上のアクターが居るフリーゲームがあったら教えて下さい…)

※2020/5/30追記

https://www.freem.ne.jp/win/game/18912

プレイアブルキャラ250体以上フリーゲームがありました!まだプレイしてないのですが、コレはクリアしてレビューを書かなくては!

 

 またこのゲームたちをイチからやり直してみたり、新たなゲームをプレイしたりしてインスピレーションを受け、良かった所をミスクリに取り入れてより楽しめるようにアップデートを施していきます。レビューやファンアートが沢山きたら続編を制作するモチベーションが高まるやもしれません…

 ここまで見て下さってありがとうございました。もし興味を抱いたゲームがありましたら是非プレイなさってください。無料で遊べるのがフリーゲームの魅力ですからね。逆に考えると、どんなに面白くても製作者へお金を落とす事が出来ないのが難点ですね…なので、筆者はせめてものお礼として

  1. 作者宛にふりーむ!でレビューを書いたり、
  2. Twitterでスクショと共にクリア報告ツイートを載せたり、
  3. 製作者のアカウントをフォローしてかつ、
  4. ゲームへのリンクツイートをいいね!&リツイート

を行なっています。皆さんもフリーゲームを遊んで楽しいと思ったらこのような形でお礼されてみては如何でしょうか?その一言の感想だけでも、ゲーム製作者への励みとモチベーションの向上へと繋がりますから…

 また面白いフリーゲームを見つけたらこの記事に加筆したり、新しい記事で紹介していきたいと思います。